以前AXIOM80が手元にあった頃テレフンケン8”用に製作した響板に取り付けてみたところ、そのバランスのよさ、豊かな低音、どこまでも透き通るような高音に驚かされたものです。
長年通って来られる常連のY様に話したところそのご友人が熱烈なLE-8Tファンとのこと。いちど付けてみて、とのご依頼がありました。LE-8Tは本響板を開発する以前、ALTEC755Eとともに平面バッフルにつけて四苦八苦した経験があります。その際は中域の色気が出ず、755Eに軍配があがりました。その際、お客様がウエスタン755Aを持ち込まれ、音のチェックかねて比べましたが、いずれもウエスタンの足元にも及ばない別物となり、以来LE-8Tも755Eも当視聴室とは無縁でした。

今回改めてLE-8Tを本格的に鳴らしてみてその本来の素晴らしさに驚きました。
AXIOM80の様なソースを選ばないオールマイティさはありません。高域も低域の伸びもありません。
魅力は中域のなんともいえない元気の良い色気です。特に50年代アメリカの女性ボーカルを再生するとAXIOM80では出ないスィング感が味わえます。ビリーホリディ、ドリスディ、ケイスターなどはわざわざフィールド型のフルシステムからこのLE-8Tに切り替えて聴きたくなる世界が味わえます。

モノカートリッジに換えてトランスもUTCで、球は211で、完璧な乾燥した大地でどこまでも明るく響くアメリカンサウンドの出口とするには最適でほとんど無二のユニットと思われました。
   
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